~ 楽しい読み聞かせのために ~
絵本は読んであげて
絵本は子どもに読ませる本ではなく、おとなが子どもに読んであげる本です。- 絵本を読んであげる時間は、親が子どもに語りかける貴重な時間です。
- 読んであげることで、子どもは自分で読むより何倍も深い、豊かな絵本体験をします。
- 読んであげることで、子どもは、深い愛の体験をします。
質のいい絵本を読んであげて
子どもたちは、言葉を聞き、絵をたよりに、物語の世界を経験します。- その物語の世界がつたないものであれば、子どもはわずかなものしか得ることが
出来ません。 - 逆に豊かな世界を経験した子どもは、多くのものを得ることが出来ます。
- そうした経験がその子の想像力の基になります。
- 想像力の基が豊かであれば、小学校以降の読書活動も豊かなものになります。
絵本は、ただ読んであげるだけ
絵本で子どもに教えたり、子どもを評価したり、しつけたりしないで。- 子どもたちは自由に絵本の世界を楽しみます。
- それは自分で考え、感じ、想像する、とても能動的な作業です。
- そんな「読み聞かせ」の繰り返しで育つ、子どもの自由な自分なりの発想が大切です。
- 大人の都合で教えこもうとすると、絵本の持ついちばん大事なものを、
子どもから奪い去ってしまいます。