絵本の読み聞かせはとても大切です。いい絵本を繰り返し読み聞かせるとより効果的です。絵本のおすすめが届く「絵本で共育」は、各地の幼稚園・保育園の先生方から支持されています。

メール
会員登録
読書塾など、最新情報を入手したい方は、メールアドレスをご登録ください。
メールアドレス:
読み聞かせ
地上デジタルへの完全移行も終わり、大量の高速通信の時代がはじまりました。
パソコン、携帯電話、音楽プレーヤー、ゲームなど、とにかく大量の情報を高速で処理する能力の進歩はめまぐるしいものがあります。
これによって我々は、多くの便利さ、快適さを享受しています。

しかし一方では、あまりの量とスピードに考える時間もなく、混乱している方も多いのではないでしょうか。(私もそのひとりです。)

最近、気掛かりなことがあります。

効率を重視するあまり、言葉が雑になってきていることです。本を一つ、鉛筆を一つ、タオルを一つ、というような言い方をしたり、「かわいい」「むかつく」「ストレス」などの言葉で多くのことを表現してしまっています。だいたいの意味は分かりますが、そこにその人のオリジナリティーを感じることはできません。

思考の源は言葉です。私たちは、言葉を使っていろんなことを考えます。
逆に言うと、言葉がなければ、考えることが出来ません。

百マス計算などで有名な蔭山英男先生が師とあおいだ岸本裕史さんは著書『見える学力、見えない学力』(大月書店)のなかで「言語能力は、おおまかにいって言葉をどれだけ知っているか、どれだけ自由に使いこなせるかでほぼ規定される。小学校入学時に、知的な面で遅れをとっている子どもは、1500位、普通の子どもは3000位、よくできると見られる子どもは6000以上も言葉を自由に使えるまでに至っている。たくさんの言葉を知っているということは、それだけ一般化・抽象化できる能力が高まっているといってもさしつかえなく、親が日常使っている言葉の質が高ければ、おのずと子どもの言語能力の発達は促進される。学校の成績があまりよくないといわれる子どもに、一生懸命にドリルを買い与えやらせても、効果ははかばかしくありません。塾へやっても期待はずれになりがちです。それは、学力の土台となる言語能力が乏しいからです。言語能力は知的能力の核心であり、学力の土台です。できのいい子、ひらめきのある子は、例外なく高くて豊かな言語能力を持っています。見える学力の土台には、見えない学力というものがあるのです。」と述べています。

まずは子どもたちに語りかけることです。
そして、いい絵本をゆっくりと繰り返し読んであげることです。
いい絵本のなかには、豊かな言葉がたくさんあります。
絵を見て言葉を聞いて、物語の世界を楽しむなかで、子どもたちはひとり、ひとりにいろんなことを感じ、考え、想像します。
子どもたちの見えない学力の発達を助けているのが、「読み聞かせ」なのです。

「読み聞かせ」はこの時代の子どもたちにとって、そして親子関係にとって最も必要なものではないでしょうか。